その二
起床時間朝5;00、その時間に目を覚ましたバックパッカーたちは自分たちのツアーの人が来るとチェックアウトをして出ていく。
ツアーバスが6時に到着し、そこから長い時間ゆられてようやくエアーズロック・・・ではなくエアーズロック等を運営している国立公園に向かう。
日の出をバスの中でぼんやりと見ながら一本道しかない荒野を抜けていくと途中にSAのような感じの休憩地点があり、そこで一休み。
そこにはラクダに乗る体験ができたり、カンガルーやエミュー(オーストラリア原産の鳥、いわばダチョウ)
が檻の中で飼われていたりしていた。
とりあえずまだ僕はラクダに乗った経験はないので(馬と象はある)
いい機会だという事で乗ってみることに。
最初はうずくまってる状態のラクダに乗り、そのあと立ち上がるのだが、後ろ脚からいきなり立ち上がられるので一瞬振り落とされそうな具合に、体が揺れ動くので注意が必要だった。
そしてまた荒野を進みながらうとうとしていると、急に何もないところでバスが止まった。
何事かと思っていると、バスガイドが左の窓の方を見てと言われ見てみるとそこには
野生の馬がいた。
もう一度言おう
野生の馬がいた。
馬が放し飼いにされているのは見たことあるが、野生の馬がいるのを見たことは一度もなかった、さすがオーストラリアクォリティ。なんて感心していると
すこしまた走ったところでまた停車し、今度は夜に焚き火で使う薪を自分たちで集めないといけないらしい。
そこで降りてみたらまた驚くべきことが。
おそらく馬の骨だろう。
おそらく集めたら一頭の馬分はある骨が散らばっていた。
それを避けながらたき火に使えそうな枯れ木を探し、バスの後ろの専用スペースに詰め込む。
大分集まったところで出発し、ようやく昼食が取れるところ兼キャンプ場に到着。
昼ご飯のハンバーガ―を食べたところで、ようやく散策時間。
高台からエアーズロックが見えるという事なのでそこまでいくと、
一目で、あああれだ。
と理解できる巨大な岩がそこには横たわっていた。
周りには何もなく、砂もさらさらした赤い土。しかしこんなところで生きている生物がいることに僕は驚きを隠せなかった。