エアーズロックに行くまでの話。

 

エアーズロック旅行編1/4

1日目。

学校も終わって、帰国まで大体残り1か月。

さて何やろうかと思った僕はふと気が付く。

あれ?僕観光全くして無くね?

そうなのだ。僕は学校に毎日言っていたせいでメルボルンからほぼ出たことがない。

完全にメルボルンで「生活」してしまっていた。

なら旅行に行こう。

そう決めた僕は旅行代理店に向かい、オーストラリアでおすすめの観光スポットってどこですか?と店員に尋ねた。

タスマニア島か、ウルル(エアーズロック)か。やはりこの二つが定番中の定番らしく、どちらも行って損はない、と店員に言われ

タスマニア島は自然がいっぱいでいろいろな原生種が住んでいる。だが逆に言ってしまえばそれだけだ。(いや、それでも十分魅力的ではあるが)

だがエアーズロックは世界でここしかない、むしろオーストラリア=エアーズロックと行っても過言ではない。

そう考えた僕は、エアーズロックに向かうことに決めたのだった。

それから2週間後、午前4時。

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始発の電車に乗ってメルボルンで一番大きな駅に着いた僕はシャトルバスという空港直行バスにのり、30分以上かけて空港に着く。

そこでツアーガイドか何かがいると思って探し回ったが、誰もおらず、搭乗時間が刻一刻と近づいて来る。

先に乗る方が大切だ、と判断し空港の係員に身振り手振りを交えながらなんとか飛行機に乗り込み、いざ出発。

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まずはメルボルンからシドニーに行き、そこからエアーズロックのあるアリスプリングという地に向かう。

写真にとることはできなかったが、シドニーからアリスプリングに行くときちょうど虹がかかっていて、これからの旅がいいものになりそうだと感じた。

空港に着く。

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そこからさらにバスに乗ってようやく今日の宿(パッカーズハウス)につく。

ここは素泊まり+知らない人と同じ部屋で寝るというタイプの宿で大体一拍25$。かなり安い。

もちろん男女関係ない。またここで注意してほしいのが毛布はベッドについてない。故に自分で持ってくるかするかしかない。

僕はそんなこと知らなかったのでコートと上着を布団代わりに夜を明かしたのだった。

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空港に近い、人が多い地域なのにこの何もなさ。